結論:アパートを相続すると、大家さんとしての約束も引き継ぎます。私なら、続けるか売るかを考える前に、まず「入居者ごとの一覧表」をつくり、契約と、お金の出入りを一つずつ確かめます。
【初回相談0円】相続不動産の無料相談で、一緒に整理できること
- 入居者・管理会社・借上げ契約のうち、先に確かめたいもの
- 入居者ごとの一覧表のつくり方と、お金の出入り
- 大家さんを続けるか売るかを考える順番
代表の松本が直接お話を伺います。相談は依頼ではありません。契約書が見つかっていなくても大丈夫です。
「親が持っていたアパートを相続することになった。何から手をつければいいのか分からない」
アパートは、家賃収入がある一方で、入居者との約束や、管理の手間も一緒に引き継ぐ財産です。
大家さんとして引き継ぐもの
アパートを相続すると、建物だけでなく、次のようなものも引き継ぎます。
- 入居者との賃貸借契約(家賃、期間、更新の条件など)
- 入居者から預かっている敷金(退去のときの返還義務も確認します)
- 管理会社との契約
- 建物を建てたときなどのローン(残っている場合)
最初に確かめたい契約
1. 入居者との契約
部屋ごとに、家賃、契約の期間、敷金の額、滞納がないかを確かめます。
2. 管理会社との契約
どこまで任せているのか、費用はいくらか、契約をやめるときの条件を確かめます。
3. 一括借上げ(サブリース)の契約
会社がアパートをまとめて借り上げる契約になっている場合があります。借上げ賃料の見直しの条件や、契約をやめるときの条件を、特によく確かめておく必要があります。
4. ローンと保険
ローンが残っているか、火災保険などの名義や内容はどうなっているかを確かめます。
私なら、「入居者ごとの一覧表」をつくります
不動産の仕事に40年近く携わってきて、私がアパートの相続で最初にするのは、部屋ごとの一覧表をつくることです。
- 部屋番号
- 入居しているか、空いているか
- 家賃と共益費
- 預かっている敷金
- 契約の期間と、次の更新
- 滞納があるか
この一覧表があると、毎月いくら入ってくるのか、いくら返す約束があるのか、どの部屋が空いているのかが、ひと目で分かります。続けるか売るかを考えるときにも、買う人と話すときにも、この一覧表が土台になります。
入居者への連絡と、家賃の受け取り
大家さんが変わったことを入居者に伝え、家賃の振込先が亡くなった親の口座であれば、管理会社や金融機関に確認して変更を案内します。相続人や受取先が確定する前に、家族の一人だけで決めないようにします。
遺産分割が決まるまでの家賃は、原則として相続人それぞれが法定相続分に応じて受け取るものとされています。実際の入金を一人が管理する場合も、誰の分を預かっているか記録しておきましょう。
税金の申告も確かめます
家賃収入があると不動産所得の申告が必要になる場合があります。亡くなった年の親の分の申告(準確定申告)と、相続したあとの相続人の申告は別に考えます。準確定申告が必要な場合の期限も、税理士に早めに確認しましょう。
私なら、チームで一つずつ確かめます
アパートの相続は、契約は不動産と弁護士、名義は司法書士、税金は税理士と、いくつもの分野が重なります。
もし私があなたの立場なら、それぞれの専門家が力を合わせてくれるチームを味方につけて、一覧表をもとに、契約とお金の出入りを一つずつ確かめます。
士業会では、まず代表の私、松本がお話を伺い、必要に応じて先生方に確認しながら、ご家族にとって一番よい道を一緒に考えます。
よくある質問
Q. 契約書が見つかりません。
A. 管理会社に任せている場合は、管理会社が契約書や入居者の情報を持っていることが多いです。まず管理会社に確かめてみましょう。
Q. 滞納している入居者がいます。
A. 滞納している家賃の扱いや、これからの対応は状況によって変わります。一人で入居者と話を進める前に、一度相談してください。
まとめ
アパートを相続したら、まず入居者ごとの一覧表をつくり、契約とお金の出入りを確かめることが大切です。続けるか売るかは、その情報をもとに家族で考えましょう。
大家さんとしての約束を、あなたの側に立つチームと一緒に確かめてください。
違う専門の仲間が、ワンチームであなたの問題を一緒に考えます。士業会を、あなたの味方に。
一般社団法人 士業会 代表理事 松本 淳一
→ 続けるか売るかの考え方は「収益不動産を相続したら」のコラムもあわせてご覧ください。
コメント