結論:親が亡くなったあと、実家の片付けは、急がない方がよいことがあります。片付け方によっては、相続放棄が難しくなったり、家族の間で揉めたりすることがあるからです。私なら、片付けを始める前に、家族で決まりをつくり、家の状態を写真に残してから始めます。
【初回相談0円】相続不動産の無料相談で、一緒に整理できること
- 片付けを始めてよい時期と、先に確かめたいこと
- 捨てる前に残しておきたい書類・情報・鍵
- 片付けのあと、実家を売る・残すの考え方
代表の松本が直接お話を伺います。相談は依頼ではありません。片付けを始める前でも大丈夫です。
「早く実家を片付けて、気持ちの区切りをつけたい」
そう思う方の気持ちは、よく分かります。ただ、少しだけ立ち止まって確かめてほしいことがあります。
急いで片付けると、困ることがあります
1. 相続放棄が難しくなることがある
親に借金があるかもしれない場合、実家の家財を売ったり処分したりすると、相続したものとして扱われ、相続放棄が難しくなることがあります。借金の有無が分かるまでは、価値のあるものの処分は控えてください。
2. 家族の間で揉めることがある
実家の家財も、遺産の一部です。一人の判断で捨てたり、持ち帰ったりすると、ほかの家族から「勝手にされた」と感じられることがあります。
3. 大切な書類や情報をなくすことがある
売買契約書や、借金の手がかりになる郵便物など、あとで必要になる書類を、気づかずに捨ててしまうことがあります。
片付けの前に、残しておきたいもの
書類
遺言書、借金の手がかり、家や土地の書類、通帳などの書類は、捨てずにまとめて取っておきます。
デジタルの情報
- スマートフォンやパソコン
- ネット銀行や、ネット証券の記録
- 毎月引き落とされているサービスの契約
家についての情報
- すべての鍵
- 給湯器やエアコンなど、設備の説明書
- 修理やリフォームの記録
- 近所の方や、町内会の連絡先
私なら、「家の状態」を写真に残します
不動産の仕事に40年近く携わってきて、私がいつもお願いしているのは、片付けの前に、家の中と外を写真に残しておくことです。
- 家族のあいだで、何があったかを確かめられる
- 家財の中に、価値のあるものがないかを、あとで見直せる
- あとで売るときに、家の状態や、雨漏りなどの様子を説明する資料になる
もう一つ、電気や水道は、すぐに止めないことをおすすめします。管理のために風を通したり、水を流したりするとき、また売るときに家を見てもらうときにも必要になるからです。
片付けの前に、家族で決めておくこと
- 片付けを始めてよい時期(借金の有無が分かってから、など)
- 形見分けの進め方
- 捨てるもの、残すものを決める方法
- 片付けの費用を、誰がどう負担するか
私なら、チームに確かめてから始めます
片付けは、相続放棄との関わりは弁護士や司法書士、書類の読み解きは各専門家、家の状態と売り方は不動産と、いくつもの分野が重なります。
もし私があなたの立場なら、それぞれの専門家が力を合わせてくれるチームを味方につけて、片付けを始めてよいかを確かめてから、家族で決めた順番で進めます。
士業会では、まず代表の私、松本がお話を伺い、必要に応じて先生方に確認しながら、ご家族にとって一番よい進め方を一緒に考えます。
よくある質問
Q. 形見分けをしてもいいですか?
A. 思い出の品を分けることが、すぐに問題になるとは限りません。ただ、価値の高いものや、借金の有無が分からない場合は、先に確かめましょう。
Q. 遠方に住んでいて、何度も実家に行けません。
A. 行ける回数が限られているからこそ、1回目は写真を撮ることと、大切な書類を探すことに絞ると、あとで困りにくくなります。
まとめ
親の死後の実家の片付けは、急がない方がよいことがあります。片付けの前に、書類と情報を残し、家の状態を写真に撮り、家族で決まりをつくってから始めましょう。
あなたの側に立つチームに確かめながら、進めてください。
違う専門の仲間が、ワンチームであなたの問題を一緒に考えます。士業会を、あなたの味方に。
一般社団法人 士業会 代表理事 松本 淳一
→ 探したい書類は「実家に親の書類が残っているとき」のコラムもあわせてご覧ください。
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