結論:家族だけの話し合いに第三者を入れるときは、まず「その人に何をしてほしいか」をはっきりさせることが大切です。みんなの間に立ってほしいのか、自分の側に立ってほしいのか、正しい情報をそろえてほしいのか。私なら、目的によって、頼む相手を選び分けます。
【初回相談0円】相続不動産の無料相談で、一緒に整理できること
- 第三者に頼みたいのが「情報・味方・中立」のどれか
- 実家の値段・税金・名義など、家族でそろえたい情報
- 話がまとまらないときに、誰に何を頼むか
代表の松本が直接お話を伺います。相談は依頼ではありません。ご家族そろってのご相談もお受けします。
「兄弟だけで話すと、どうしても感情的になってしまう。誰かに間に入ってほしい」
相続の話し合いに第三者を入れることで、落ち着いて話せるようになることはよくあります。ただ、誰に頼むかによって、してもらえることが違います。
第三者に頼みたいことは、3つに分かれます
1. 正しい情報をそろえてほしい
実家の値段、税金の見通し、名義や手続きのことなど、話し合いの材料となる事実を、家族みんなに同じように示してほしい場合です。
- 実家の値段や売り方:不動産の専門家
- 税金:税理士
- 名義や手続き:司法書士
2. 自分の側に立って、交渉してほしい
話し合いがこじれていて、自分の代わりに相手と交渉してほしい場合です。これは弁護士の分野です。
ただし、弁護士は、家族の一人の代理人になると、ほかの家族の代理人にはなれません。「自分の側」に立ってもらう形になります。
3. 中立の立場で、間に立ってほしい
どちらの味方でもなく、話し合いを進めてほしい場合です。
- 家庭裁判所の調停:裁判所で、中立の調停委員が間に入り、話し合いを進めます
- 民間の話し合いの場:弁護士会などが、話し合いで争いを解決する場を設けていることがあります
親戚に間に入ってもらうときは
年長の親戚に間に入ってもらうこともあります。家族の事情をよく知っているのは心強い一方、どちらかの味方に見えてしまうと、かえって話がこじれることもあります。
私なら、「まず情報をそろえる」ことから始めます
不動産の仕事に40年近く携わってきて、私が見てきたのは、いきなり「自分の側に立つ」代理人を立てたことで、相手も代理人を立て、話し合いがさらに難しくなったケースです。
反対に、家族みんなが同じ情報を持てるようにしただけで、話し合いが落ち着いて進んだケースも、たくさん見てきました。
だから私は、争いが大きくなる前であれば、まず「1. 正しい情報をそろえる」ことから始めることをおすすめします。できれば、家族みんなで一緒に相談に来ていただくと、同じ説明を同じときに聞けるので、行き違いが減ります。
それでも話がまとまらないときに、「2」や「3」を考えます。
私なら、チームで情報をそろえます
話し合いの材料になる情報は、実家の値段は不動産、税金は税理士、名義は司法書士、法律上の考え方は弁護士と、いくつもの分野にまたがります。
もし私があなたの立場なら、それぞれの専門家が力を合わせてくれるチームを味方につけて、家族みんなが同じ情報を持てるようにしてから、話し合いを進めます。
士業会では、まず代表の私、松本がお話を伺い、必要に応じて先生方に確認しながら、話し合いの材料をそろえるお手伝いをします。争いがある場合に、誰に何を頼むのがよいかも、一緒に考えます。
よくある質問
Q. 兄弟の一人が、すでに弁護士に頼んでいます。
A. 相手に代理人がいる場合、自分も誰に相談するかを早めに考える必要があります。まず、今の状況を整理しましょう。
Q. 調停は、どんなときに使うのですか?
A. 家族だけでは話し合いがまとまらないときに、家庭裁判所で中立の立場の人に間に入ってもらう方法です。すぐに裁判になるわけではなく、あくまで話し合いの場です。
まとめ
相続の話し合いに第三者を入れるときは、「情報をそろえてほしい」「自分の側に立ってほしい」「中立に間に立ってほしい」のどれかを、まずはっきりさせてください。
争いが大きくなる前なら、まず情報をそろえることから、あなたの側に立つチームと一緒に始めましょう。
違う専門の仲間が、ワンチームであなたの問題を一緒に考えます。士業会を、あなたの味方に。
一般社団法人 士業会 代表理事 松本 淳一
→ 相談先の選び方は「相続は誰に相談する?」のコラムもあわせてご覧ください。
コメント