相続の相談窓口、いくつも回ってはダメなのですか?

相続の相談窓口、いくつも回ってはダメなのですか?

結論:相続の相談窓口をいくつも回るのは、ダメではありません。いろいろな話を聞いて安心したい気持ちは自然です。ただ、窓口ごとに見ているところが違うので、答えがばらばらに聞こえ、かえって迷ってしまう方が多いのです。私なら、回る前に自分の困りごとを書き出し、聞いた答えを同じ紙に並べ、最後は全体を聞いてくれる窓口を一つ決めて、そこを軸に進めます。

【初回相談0円】相続不動産の無料相談で、一緒に整理できること

  • これまでに聞いた話を、一枚の紙に整理すること
  • 実家のこと・名義のこと・税金のことの順番の考え方
  • 次に、どの先生に何を確かめればいいか

代表の松本が直接お話を伺います。相談は依頼ではありません。「まだ何も決まっていない」という方も大丈夫です。

こんにちは。一般社団法人 士業会 代表理事の松本 淳一です。「どうしてダメなのですか?」シリーズでは、相続でよくいただく疑問に、私の考えをそのままお話ししています。

今回の疑問は「相続の相談窓口、いくつも回ってはダメなのですか?」です。親が亡くなって、実家のことや名義のこと、税金のことが気になる。銀行、市役所の相談会、不動産会社、専門の先生の事務所。相続の相談窓口はたくさんあって、どこに聞けばいいか分からない。だから、いくつも回って話を聞いてみようと考える。そういう方はとても多いです。不動産の仕事に40年近く携わってきた私が、この疑問にどう答えるかをお話しします。

いくつも回ってみるのは、ダメではありません

はじめにお伝えしておきます。相談窓口をいくつも回ることは、まちがいではありません。

いろいろな意見を聞きたいのは、自然な気持ちです

相続は、人生で何度も経験することではありません。一つの意見だけで決めるのが不安で、ほかの話も聞いてみたい。その気持ちはとても大切です。

それぞれの窓口には、それぞれの役目があります

銀行には銀行の、不動産会社には不動産会社の、専門の先生には先生の得意なところがあります。どの窓口も、それぞれの立場でていねいに答えてくれています。会社には会社の立場があり、その中でできることを考えてくれているのです。

それでも、回るほど迷ってしまう理由

私が「回り方に気をつけましょう」とお話しするのは、窓口ごとに見ているところが違うため、答えがばらばらに聞こえやすいからです。

同じ質問でも、窓口によって答え方が違います

「実家をどうすればいい?」と聞くと、売ることにくわしい窓口は売る話を、名義にくわしい窓口は名義の話を、税金にくわしい窓口は税金の話をします。どれも正しいのですが、聞く側は「どれが本当なの?」と迷ってしまいます。

毎回、同じ説明をくり返すことになります

窓口ごとに、家族のこと、実家のこと、親の財産のことを一から説明します。話すたびに少しずつ伝え方が変わり、聞いた答えも少しずつずれていきます。くり返すうちに、疲れてしまう方も少なくありません。

だれも「全体」を見ていない状態になりがちです

いくつ回っても、それぞれの窓口は自分の得意なところだけを見ています。実家、名義、税金、家族の気持ちをまとめて見てくれる人がいないまま、時間だけが過ぎてしまうことがあります。

回る前に、自分の困りごとを書き出す

私が相談を受けたときに、ご家族と一緒に整理することを表にまとめました。窓口に行く前に書いておくと、話がぶれにくくなります。

書き出すこと なぜ大切か 窓口で聞いたあとにすること
いちばん困っていること 相談の中心をぶらさないため その答えを最初に書き留める
実家の名義と場所、今の様子 毎回同じ説明ができるようにするため 窓口ごとに説明の差が出ないようにする
家族の顔ぶれと、それぞれの考え 家族の事情を伝えるため 聞いた話を家族と共有する
窓口で聞いた答え 答えを並べて比べるため 同じ紙に、窓口ごとに書き足す
まだ分からないこと 次にだれに何を聞くかを決めるため 全体を聞いてくれる窓口で相談する

聞いた答えは、一枚の紙に並べます

窓口ごとに別のメモにすると、あとで比べにくくなります。一枚の紙に並べて書くと、「どこが同じで、どこが違うのか」が見えてきます。

相談先の種類を、先に知っておくのも助けになります

どんな相談先があり、それぞれ何を聞けるのかは相続の無料相談はどこでできる?相談前に準備したいことでもまとめています。

最後は、全体を聞いてくれる窓口を一つ決める

いろいろな話を聞いたあとは、軸になる窓口を一つ決めることが大切です。

「全体を聞いてくれるかどうか」で選びます

軸にする窓口は、実家のこと、名義のこと、税金のこと、家族の気持ちを、まとめて聞いてくれるところが安心です。一つのことだけを先に決めようとせず、順番を一緒に考えてくれるかを見てみてください。相談先の選び方は相続は誰に相談する?私なら、最初に「全体を聞いてくれる人」を探しますでもお話ししています。

軸を決めても、ほかの話を捨てる必要はありません

これまでに聞いた話は、大切な材料です。軸にした窓口に、その紙を見せながら話すと、一から説明し直す手間も減ります。

私なら、こう進めます

では、松本ならどうするか。一つの考え方としてお話しします。

まず、困りごとを一枚の紙に書きます

いちばん困っていること、実家の様子、家族の顔ぶれを書き出します。これがあると、どの窓口でも同じように説明できます。

聞いた答えを並べて、違うところに印をつけます

窓口ごとの答えを並べ、違っているところに印をつけます。その印が、次に確かめるべきことです。

全体を聞いてくれる窓口で、順番を決めます

印のついたところを、全体を聞いてくれる窓口に持っていき、何から決めるかの順番を一緒に考えます。名義のことは司法書士の先生、税金のことは税理士の先生に確かめながら進めます。

士業会では、こんなふうにお手伝いします

士業会は、違う専門の仲間がワンチームになって、一人の相談者の問題を一緒に考える団体です。

まず代表の私、松本がお話を伺います

士業会では、まず代表の私、松本がお話を伺い、必要に応じて先生方に確認します。これまでにほかの窓口で聞いた話も、そのままお持ちください。実家の考え方は私の長年の経験から、名義や税金のことは先生方に確かめながら、一緒に整理していきます。

売ることも、残すことも前提にしません

私たちは、実家を売ることも、残すことも前提にしません。ご家族にとっていちばん良い道を、一緒に考えます。「いろいろ聞きすぎて、かえって分からなくなった」という段階でも、気軽にお話しください。

よくある質問

相続の相談窓口は、どこから行けばいいですか?

いちばん困っていることに近い窓口からで大丈夫です。迷ったら、全体を聞いてくれる窓口から始めると、順番が見えやすくなります。

窓口によって言うことが違い、どれを信じればいいか分かりません。

どれもその窓口の立場からの答えです。一枚の紙に並べて、違うところを全体を聞いてくれる窓口で確かめましょう。

ほかで相談したことを話してもいいですか?

はい、ぜひお話しください。聞いた話は大切な材料です。メモがあればお持ちください。

相談したら、依頼しないといけませんか?

相談は依頼ではありません。お話を伺い、整理するところから一緒に考えます。

家族と一緒に相談したほうがいいですか?

一緒でも、お一人でも大丈夫です。お一人の場合は、聞いた話を家族にどう伝えるかも一緒に考えます。

遠方に住んでいても相談できますか?

はい。お電話やフォームからのご相談も受け付けています。まずは状況をお聞かせください。

まとめ

相続の相談窓口をいくつも回るのは、ダメではありません。いろいろな意見を聞きたい気持ちは、とても自然です。

ただ、窓口ごとに見ているところが違うので、回るほど答えがばらばらに聞こえて迷いやすくなります。だから私なら、回る前に困りごとを書き出し、聞いた答えを一枚の紙に並べ、最後は全体を聞いてくれる窓口を一つ決めて、そこを軸に進めます。

「いろいろ聞いたけれど、何から決めればいいか分からない」という段階でも大丈夫です。まずはお話をお聞かせください。

違う専門の仲間が、ワンチームであなたの問題を一緒に考えます。士業会を、あなたの味方に。

一般社団法人 士業会 代表理事 松本 淳一

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