相続不動産

相続した家を売りたいとき、不動産会社に相談する前に確認したいこと

結論:不動産会社は、家を売るプロです。相談する前に「自分たちは何を望んでいるか」と「今、売ってよい状態か」を整理しておくと、相談が実りあるものになります。私なら、一枚の準備メモをつくります。
「相続した実家を売りたい。まず、不動産会社に電話すればいいのだろうか」
もちろん、すぐに相談しても大丈夫です。ただ、少し準備をしておくと、聞きたいことがはっきりし、あとで迷うことが減ります。不動産の仕事に40年近く携わってきた立場から、相談前に確かめてほしいことをお伝えします。
準備メモ1:家族の希望
– いつまでに売りたいか
– いくらくらい手元に残したいか
– 家族全員が売却に納得しているか
– 家財の片付けは自分たちでするか、任せたいか
準備メモ2:売却に向けた確認事項
– 名義は相続人に変わっているか
– 抵当権や借金は残っていないか
– 隣地との境界ははっきりしているか
– 売却時に使える税の特例と、その期限は確認したか
名義変更が終わっていなくても、査定や相談は進められます。売却に向けて、必要な手続きを並行して確認しましょう。
準備メモ3:手元にある書類
– 登記事項証明書
– 固定資産税の通知書
– 親が購入したときの売買契約書や建築時の書類
– 土地の図面や境界を確認した書類
全部そろっていなくても構いません。あるものと、まだ見つからないものを分けておくだけでも役に立ちます。
不動産会社に聞いておきたいこと
査定額を聞くだけでなく、次の点も確認します。
– 査定額の根拠は何か
– 売出価格と、実際に売れそうな価格をどう考えているか
– 売れるまでの期間の見込み
– 売却にかかる費用
– 一般の買い手に売る方法と、会社に買い取ってもらう方法の違い
– 売却を任せる契約には、どんな選択肢があるか
私なら、答えの金額だけでなく、その理由を分かる言葉で説明してくれるかを大切にします。
私なら、売る前の整理をチームで進めます
不動産会社が得意なのは、売り方や買い手を探すことです。一方、登記は司法書士、税金は税理士、境界は土地家屋調査士、家族間の争いや法律上の問題は弁護士の分野になります。
売る前に何を確かめる必要があるかが分かれば、不動産会社への相談も進めやすくなります。士業会では、まず代表の私、松本がお話を伺い、必要に応じて先生方に確認しながら、家族の希望と必要な手続きを一緒に整理します。売ると決める前のご相談でも大丈夫です。
よくある質問
Q. 名義変更の前に、不動産会社へ相談できますか?
A. 査定や相談はできます。売却に必要な名義変更の段取りも、あわせて確認しましょう。
Q. 何社に相談すればいいですか?
A. 決まった数はありません。査定額の高さだけで選ばず、価格の根拠と売り方をきちんと説明してくれるかを比べてください。
まとめ
相続した家を売りたいときは、家族の希望、売却に向けた確認事項、手元の書類を一枚の準備メモにまとめてみてください。あなたの側に立つチームと一緒に整理してから、不動産会社と売り方を考えましょう。
違う専門の仲間が、ワンチームであなたの問題を一緒に考えます。士業会を、あなたの味方に。
一般社団法人 士業会 代表理事 松本 淳一
→ 売却前の確認事項は「相続した不動産を売りたい」のコラムもあわせてご覧ください。

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