結論:空き家の庭木を伸びたままにしておくのは、すぐにダメというわけではありません。遠くに住んでいると、手が回らないのは自然なことです。ただ、庭木や草は思った以上に早く伸び、ご近所に枝や葉がかかったり、空き家だと目立ったりします。私なら、まず庭木がご近所にかかっていないかを確かめ、手入れをだれがどうするかを家族で決め、実家のこの先とあわせて考えます。
【初回相談0円】相続不動産の無料相談で、一緒に整理できること
- 空き家の庭木や草の手入れを、家族でどう分けるか
- 手入れを続ける・人に頼む・実家を手放すの比べ方
- 空き家になった実家の、この先の考え方
代表の松本が直接お話を伺います。相談は依頼ではありません。「まだ何も決まっていない」という方も大丈夫です。
こんにちは。一般社団法人 士業会 代表理事の松本 淳一です。「どうしてダメなのですか?」シリーズでは、相続でよくいただく疑問に、私の考えをそのままお話ししています。
今回の疑問は「空き家の庭木、伸びたままにしておいてはダメなのですか?」です。親が亡くなって実家が空き家になった。家の中は時々見に行くけれど、庭までは手が回らない。親が大切にしていた木もあって、勝手に切るのもためらわれる。気がついたら、空き家の庭木が塀の外まで伸びていた。そういうお話をよく伺います。不動産の仕事に40年近く携わってきた私が、この疑問にどう答えるかをお話しします。
伸びたままでも、すぐにダメというわけではありません
はじめにお伝えしておきます。庭木の手入れが追いつかないのは、責められることではありません。
遠くに住んでいれば、手が回らないのは当然です
実家から離れて暮らしていると、行くたびに庭の手入れまでするのは大変です。仕事や自分の家族のこともあります。まずは自分を責めなくて大丈夫です。
親が大切にしていた木を、切りたくない気持ちもあります
親が植えた木や、季節ごとに花を咲かせていた木には、思い出が詰まっています。簡単に切れないという気持ちは、とても大切なものです。
それでも、空き家の庭木は早めに見ておきたい理由
私が「一度、庭を見ておきましょう」とお話しするのは、庭木や草は、人が住んでいない家ほど目立ちやすいからです。
枝や葉が、ご近所にかかることがあります
伸びた枝がお隣の敷地や道路にはみ出したり、落ち葉がお隣の雨どいに入ったりすることがあります。ご近所の方は、空き家の持ち主にどう連絡すればいいか分からず、困っていることもあります。
空き家だと、外から分かりやすくなります
草が伸び放題の家は、外から見ても空き家だと分かりやすくなります。いたずらやごみの投げ込みが心配になることもあります。家の中がきれいでも、庭の様子で印象が大きく変わります。
役所から連絡が来ることもあります
ご近所から相談があると、役所から持ち主に、手入れのお願いの連絡が来ることもあると言われます。連絡を受けてからあわてるより、先に家族で決めておくほうが落ち着いて動けます。
まず、庭の様子と手入れの分担を書き出す
私が相談を受けたときに、ご家族と一緒に確かめることを表にまとめました。分かるところから書き出していきましょう。
| 確かめること | なぜ大切か | 確かめたあとにすること |
|---|---|---|
| 枝や葉が、ご近所や道路にかかっていないか | ご近所への迷惑を防ぐため | かかっていれば、先にそこだけ手入れする |
| 残したい木と、切ってもいい木 | 親の思い出を大切にするため | 家族で写真を見ながら決める |
| だれが、どのくらいの間隔で見に行くか | 一人に負担が偏らないため | 見に行く人と時期を決めて共有する |
| 手入れを人に頼むか | 続けられる形にするため | 頼める先と費用の目安を聞いてみる |
| ご近所の連絡先 | 何かあったときに知らせてもらうため | 家族の連絡先をお伝えしておく |
ご近所には、こちらから一声かけておきます
「何かあればこちらに連絡ください」と、家族の連絡先をお伝えしておくだけでも、ご近所の安心につながります。ご近所との付き合い方は空き家になった実家、ご近所に見てもらうだけではダメなのですか?でもお話ししています。
人に頼む方法もあります
庭の手入れや見回りは、人に頼むこともできます。頼める範囲や費用の考え方は空き家の管理は誰に頼める?頼める範囲と費用の考え方でもまとめています。
庭木の手入れは、実家のこの先とつながっています
庭の手入れは、ただの作業ではありません。実家をこの先どうするかと、深くつながっています。
手入れにかかる手間とお金は、毎年続きます
庭木や草は、一度手入れをしても、また伸びてきます。毎年かかる手間とお金を書き出してみると、実家を持ち続けることの重さが見えてきます。残すのか、手放すのかを考える大切な材料になります。
売るときにも、庭の様子は見られます
いつか実家を売るとき、買う人は庭の様子も見ます。手入れされた庭は、家の印象を良くします。反対に、木が大きくなりすぎると、手入れや取り除くのに手間がかかることもあります。
私なら、こう進めます
では、松本ならどうするか。一つの考え方としてお話しします。
まず、ご近所にかかっているところから手を入れます
全部を一度にきれいにしなくても大丈夫です。お隣や道路にかかっている枝など、ご近所に関わるところから先に手入れします。
残したい木は、家族で決めて写真に残します
親が大切にしていた木は、家族で話して残すかどうかを決めます。切ることにしても、写真に残しておけば思い出は残ります。
手入れの続け方と、実家のこの先を一緒に考えます
だれがいつ見に行くか、人に頼むか、そして実家を残すのか手放すのかを、家族で一緒に考えます。名義のことは司法書士の先生、税金のことは税理士の先生に確かめながら進めます。
士業会では、こんなふうにお手伝いします
士業会は、違う専門の仲間がワンチームになって、一人の相談者の問題を一緒に考える団体です。
まず代表の私、松本がお話を伺います
士業会では、まず代表の私、松本がお話を伺い、必要に応じて先生方に確認します。空き家の持ち方や売り方の考え方は私の長年の経験から、名義や税金のことは先生方に確かめながら、一緒に整理していきます。
残すことも、売ることも前提にしません
私たちは、実家を残すことも、売ることも前提にしません。ご家族にとっていちばん良い道を、一緒に考えます。「庭の手入れが負担で、この先どうしたらいいか分からない」という段階でも、気軽にお話しください。
よくある質問
空き家の庭木がお隣にかかっていると言われました。
まずはお詫びをして、かかっている部分を早めに手入れしましょう。家族の連絡先をお伝えしておくと、ご近所も安心です。
親が大切にしていた木を切ってもいいのでしょうか?
家族で話して決めましょう。切る場合も、写真に残しておくと思い出は残ります。
遠方で、庭の手入れに通えません。
人に頼む方法もあります。手入れを続ける手間とお金を書き出し、実家のこの先とあわせて考えましょう。
名義が親のままでも、庭の手入れをしていいですか?
手入れ自体は家族で行っている方が多いです。ただ、名義のことは早めに整えておくと安心なので、司法書士の先生に確かめましょう。
庭木が大きいと、売るときに困りますか?
手入れや取り除く手間がかかることがあります。売るかどうかを考えるときに、庭の様子も一緒に確かめましょう。
遠方に住んでいても相談できますか?
はい。お電話やフォームからのご相談も受け付けています。まずは状況をお聞かせください。
まとめ
空き家の庭木を伸びたままにしておくのは、すぐにダメというわけではありません。遠くに住んでいれば、手が回らないのは当然です。
ただ、庭木や草はご近所にかかったり、空き家だと目立ったりしやすいものです。だから私なら、まずご近所にかかっているところから手を入れ、残したい木を家族で決め、手入れの続け方と実家のこの先を一緒に考えます。
「庭のことも、実家のこの先も、何から考えればいいか分からない」という段階でも大丈夫です。まずはお話をお聞かせください。
違う専門の仲間が、ワンチームであなたの問題を一緒に考えます。士業会を、あなたの味方に。
一般社団法人 士業会 代表理事 松本 淳一
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