海外に住む兄弟がいるとき、実家の相続の手続きを後回しにしてはダメなのですか?

海外に住む兄弟がいるとき、実家の相続の手続きを後回しにしてはダメなのですか?

結論:海外に住む兄弟がいるからと、実家の相続の手続きが後回しになってしまうのは、ダメではありません。遠く離れていれば、話す時間をそろえるだけでも大変です。ただ、海外に住む兄弟がいると、日本に住む家族とは違う書類が必要になったり、書類のやり取りに時間がかかったりすることがあります。私なら、まず海外に住む兄弟と実家をどうしたいかを話し、必要な書類と段取りを先生に確かめてから、早めに準備を始めます。

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  • 海外に住む兄弟と、実家のことをどう話すか
  • 名義変更や売る・残すで、先に確かめたいこと
  • 書類の段取りを、どの先生に確かめるか

代表の松本が直接お話を伺います。相談は依頼ではありません。「兄弟が海外にいて、何から話せばいいか分からない」という方も大丈夫です。

こんにちは。一般社団法人 士業会 代表理事の松本 淳一です。「どうしてダメなのですか?」シリーズでは、相続でよくいただく疑問に、私の考えをそのままお話ししています。

今回の疑問は「海外に住む兄弟がいるとき、実家の相続の手続きを後回しにしてはダメなのですか?」です。親が亡くなり、実家を相続することになった。でも、兄弟の一人は仕事や結婚で海外に住んでいる。時差もあるし、すぐには帰ってこられない。海外に住む兄弟がいると、相続の話はつい先のばしになりがちです。不動産の仕事に40年近く携わってきた私が、この疑問にどう答えるかをお話しします。

海外に住む兄弟がいて、手続きが遅れるのはダメではありません

はじめにお伝えしておきます。手続きが思うように進まないのは、だれのせいでもありません。

離れて暮らす兄弟がいるのは、今ではよくあることです

仕事や結婚で海外に住む方は、めずらしくありません。親が亡くなったとき、兄弟が日本と海外に分かれているご家族は、これからますます増えていくと思います。

まずは、気持ちを伝え合うことが大切です

海外に住む兄弟も、親を亡くした悲しみは同じです。すぐに帰れないことを気にしているかもしれません。手続きの話の前に、まず気持ちを伝え合う時間を持つことも大切です。

それでも、後回しにしすぎない理由

私が「早めに準備を」とお話しするのは、海外に住む兄弟がいる相続では、思っている以上に時間がかかることがあるからです。

日本に住む家族とは、違う書類が必要になることがあります

相続の手続きでは、相続する人それぞれの書類が必要になります。海外に住む兄弟の場合、日本に住む家族と同じ書類が用意できず、代わりになる書類を現地で取り寄せることがあります。どんな書類が必要かは事情によって違うので、先生に確かめることが大切です。

書類のやり取りに、時間がかかります

書類を送る、署名をもらう、また送り返す。海外とのやり取りは、一往復だけでも時間がかかります。何度もやり直すことにならないよう、最初に段取りを決めておきたいのです。

実家を売る・残すの話も、止まってしまいます

相続の手続きが進まないと、実家を売るにも貸すにも、名義を整えることができません。そのあいだも、空き家の管理や固定資産税の支払いは続きます。名義を親のままにしておくことの考え方は相続した実家、名義を親のままにしておいてはダメなのですか?でもお話ししています。

海外に住む兄弟と、まず話しておきたいこと

私が相談を受けたときに、ご家族と一緒に確かめることを表にまとめました。海外に住む兄弟と話すときの手がかりにしてください。

話しておきたいこと なぜ先に話すのか だれに確かめるか
実家を売る・残す・貸す 手続きの進め方が変わるため 兄弟で話し、家の値打ちの見方は松本に
だれの名義にするか 必要な書類が変わるため 司法書士の先生
連絡の方法と時間 時差があっても話し合いを続けるため 兄弟
帰国の予定 直接会って決められる日をつくるため 海外に住む兄弟
必要な書類の取り寄せ方 現地で用意する書類があるため 先生に確かめてから兄弟に伝える
税金のこと 住んでいる国によって確かめることがあるため 税理士の先生

連絡の方法と、決める場面を分けます

普段のやり取りはメールやメッセージで十分です。でも、実家をどうするかのような大切なことは、ビデオ通話などで顔を見て話し、決めたことを書き出して確かめます。兄弟のやり取りの考え方は相続の話し合い、兄弟のLINEだけで進めてはダメなのですか?でまとめています。

帰国のタイミングを、上手に使います

海外に住む兄弟が一時帰国する予定があれば、その日に合わせて実家を一緒に見たり、話し合いの場をつくったりします。限られた時間を大切に使えるよう、話すことを先にまとめておきます。

書類の段取りは、先生に確かめてから伝える

海外に住む兄弟への書類のお願いは、何度もやり直さないことが一番大切です。

必要な書類を、先にまとめて確かめます

どんな書類が、何通、どこで取れるのか。先生に確かめてから、海外に住む兄弟にまとめて伝えます。一つずつお願いすると、そのたびに時間がかかってしまいます。

海外に住む兄弟の負担も、考えておきます

現地で書類を用意するには、手間も費用もかかることがあります。だれがどう負担するかも、兄弟で話しておくと、あとで気持ちのすれ違いが起きにくくなります。

私なら、こう進めます

では、松本ならどうするか。一つの考え方としてお話しします。

まず、兄弟それぞれの気持ちを聞きます

私なら、まず日本に住む方からお話を伺い、海外に住む兄弟が実家をどう思っているかもお聞きします。「自分はいらない」「思い出があるから残したい」。気持ちが分かると、進め方が決まります。

実家の行き先と、手続きの順番を一枚にまとめます

売る場合、残す場合、貸す場合。それぞれに必要な手続きと、海外に住む兄弟にお願いすることを一枚の紙にまとめます。家の値打ちや売れる見込みは、私の長年の経験からお伝えします。

名義や税金のことは、先生に確かめながら進めます

海外に住む兄弟がいる相続は、名義の手続きや税金で確かめることが増えます。名義のことは司法書士の先生に、税金のことは税理士の先生に確かめながら、順番に進めます。

士業会では、こんなふうにお手伝いします

士業会は、違う専門の仲間がワンチームになって、一人の相談者の問題を一緒に考える団体です。

まず代表の私、松本がお話を伺います

士業会では、まず代表の私、松本がお話を伺い、必要に応じて先生方に確認します。海外に住む兄弟とのやり取り、実家の行き先、名義や税金のこと。ばらばらになりがちな話を、一緒に整理していきます。

日本に住む方からのご相談で大丈夫です

兄弟みんながそろってからでなくても大丈夫です。まずは日本に住む方から、気軽にお話しください。

よくある質問

海外に住む兄弟も、実家を相続できますか?

海外に住んでいても、相続する人であることに変わりはありません。どう分けるかは、兄弟みんなで話し合って決めます。

海外に住む兄弟の書類は、何が必要ですか?

日本に住む家族とは違う書類が必要になることがあり、事情によっても変わります。先生に確かめてから、まとめて兄弟に伝えるのがおすすめです。

兄弟が帰国できないと、手続きは進められませんか?

書類のやり取りで進められることもあります。どの場面で帰国が必要かも含めて、先生に確かめておきましょう。

実家を売るとき、海外に住む兄弟の立ち会いは必要ですか?

進め方によって違います。立ち会いが必要な場面を先に確かめ、帰国の予定と合わせて段取りを決めましょう。

連絡が取りにくい兄弟がいるときは?

返事を待つだけでなく、連絡の方法や時間を決め直してみましょう。間に入る人を決めるのも、一つの方法です。

日本に住む私だけで相談してもいいですか?

はい。相談は依頼ではありません。まずは日本に住む方から、実家のことを一緒に整理しましょう。

まとめ

海外に住む兄弟がいて、実家の相続の手続きが後回しになるのは、ダメではありません。遠く離れていれば、それだけで大変です。

ただ、海外に住む兄弟がいる相続では、違う書類が必要になったり、やり取りに時間がかかったりします。だから私なら、まず兄弟で実家をどうしたいかを話し、必要な書類と段取りを先生に確かめてから、早めに準備を始めます。

「兄弟が海外にいて、何から話せばいいか分からない」という方も、まずはお話をお聞かせください。

違う専門の仲間が、ワンチームであなたの問題を一緒に考えます。士業会を、あなたの味方に。

一般社団法人 士業会 代表理事 松本 淳一

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