実家を売るか残すか、一周忌まで決めずにいてはダメなのですか?

実家を売るか残すか、一周忌まで決めずにいてはダメなのですか?

結論:実家を売るか残すかを、一周忌まで決めずにいるのはダメではありません。親を亡くした気持ちの整理には時間が必要で、一周忌を一つの区切りにするのは自然なことです。ただ、何もしないまま一年がたつと、実家の傷みや名義、家族の気持ちのずれが積み重なることがあります。私なら、決めるのは一周忌のあとでも、それまでの一年で実家の管理と名義、家族の気持ちを少しずつ整え、一周忌を「決める日」ではなく「家族で話し合う日」にします。

【初回相談0円】相続不動産の無料相談で、一緒に整理できること

  • 一周忌までの一年で、実家について進めておきたいこと
  • 売る・残す・貸す、それぞれの手間と見通し
  • 兄弟の気持ちを、どうそろえていくか

代表の松本が直接お話を伺います。相談は依頼ではありません。「まだ決める気持ちになれない」という方も大丈夫です。

こんにちは。一般社団法人 士業会 代表理事の松本 淳一です。「どうしてダメなのですか?」シリーズでは、相続でよくいただく疑問に、私の考えをそのままお話ししています。

今回の疑問は「実家を売るか残すか、一周忌まで決めずにいてはダメなのですか?」です。親が亡くなって、葬儀や四十九日の法要、たくさんの手続きにようやく一区切りがついた。でも、実家をどうするかまでは、まだ考えられない。「一周忌が終わるまでは、そっとしておきたい」。そう考える方はとても多いです。不動産の仕事に40年近く携わってきた私が、この疑問にどう答えるかをお話しします。

一周忌まで決めずにいるのは、ダメではありません

はじめにお伝えしておきます。一周忌を区切りにしたいという気持ちは、とても大切なものです。

気持ちの整理には、時間がかかります

実家には、親との思い出が詰まっています。亡くなってすぐに「売る」「残す」を決めるのは、心がついていかないのが当たり前です。急いで決めて、あとで後悔するより、気持ちが落ち着くのを待つほうがよいこともあります。

一周忌に家族が集まるのは、話し合いのよい機会です

一周忌の法要には、離れて暮らす兄弟や親戚も集まります。顔を合わせて話せる貴重な機会です。そこを区切りに考えるのは、理にかなった考え方でもあります。

それでも、一年を「何もしない期間」にしない理由

私が「決めるのは後でも、準備は少しずつ」とお話しするのは、次のような理由からです。

だれも住まない家は、一年で思った以上に傷みます

人が住まなくなった家は、風が通らず、湿気がこもり、水まわりや屋根の傷みが進みやすくなります。庭の草木も伸びます。一年たって「さあ考えよう」と思ったときには、売るにしても残すにしても、手間や費用が増えていることがあります。

名義や手続きには、期限があるものもあります

相続の手続きには、期限が決まっているものがあります。実家の名義を整えることも、今は先送りにしにくくなっています。どの手続きにどんな期限があるかは事情によって違いますので、ここでは細かく書きません。一周忌を待つあいだに期限が来てしまわないよう、先に確かめておきたいところです。親が亡くなってすぐの時期の考え方は、四十九日が終わるまで、相続のことは何もしないのではダメなのですか?でもお話ししています。

家族の気持ちは、一年のあいだに少しずつずれていきます

何も話さないまま一年がたつと、兄弟それぞれが心の中で別の答えを持っていることがあります。一周忌の席で初めて「売りたい」「残したい」がぶつかると、大切な法要の場がつらい話し合いになってしまいます。

一周忌までの一年で、少しずつ進めたいこと

私が相談を受けたときに、ご家族にお伝えしている一年の進め方を表にまとめました。決めることではなく、整えることが中心です。

時期の目安 進めたいこと ポイント
四十九日のあと 実家の管理の分担を決める 見回り、郵便、庭の手入れをだれがするか
半年ごろまで 名義と手続きの期限を確かめる 先生に確かめ、先送りできないものを先に進める
半年〜一周忌前 実家の値打ちと選び方を知る 売る・残す・貸すの手間と見通しを並べる
一周忌の前 兄弟それぞれの気持ちを聞いておく 同じ資料を届けておく
一周忌のあと 家族で話し合い、方向を決める 決まらなければ、次に話す日を決める

実家の管理の分担を、先に決めます

決めずにいるあいだも、実家は守らなければなりません。だれが見回りに行くか、郵便物はどうするか、庭の手入れはどうするか。分担を決めておくと、一年がたったときの家の様子がまったく違います。

実家の値打ちを、知っておくだけ知っておきます

売ると決めなくても、実家がどのくらいの値打ちで、売るならどのくらいで売れそうかを知っておくのは悪いことではありません。比べる材料があると、一周忌の話し合いが落ち着いたものになります。

一周忌を「家族で話し合う日」にするために

一周忌をただの期限にせず、前向きな話し合いの日にするための準備です。

兄弟に、同じ資料を先に届けておきます

実家の様子、名義のこと、値打ちの目安、管理にかかっているお金。これを一枚にまとめて、兄弟みんなに先に届けておきます。当日いきなり話すより、それぞれが考えてから集まるほうが、話が進みやすくなります。

その日に決めきらなくてもいい、と伝えておきます

「一周忌で必ず決める」と思うと、気持ちが重くなります。その日に決まらなければ、次に話す日を決めればいい。そう伝えておくと、話し合いの場がやわらかくなります。損得だけで決めない考え方は、実家を売るか残すか、損か得かだけで決めてはダメなのですか?でもお話ししています。

私なら、こう進めます

では、松本ならどうするか。一つの考え方としてお話しします。

まず、困りごとの全体をお聞きします

私なら、まず「何が一番気がかりですか」とお聞きします。実家のこと、家族のこと、手続きのこと。お話を伺いながら、困りごとの全体を一枚の紙にまとめます。

実家の行き先を、一緒に並べて考えます

売る場合、残す場合、貸す場合。それぞれの手間と費用、家族の気持ちを並べて比べます。家の値打ちや売れる見込みは、私の長年の経験からお伝えします。士業会では買取という方法もご用意していますが、それを前提にはせず、ご家族にとってどれが一番よいかを一緒に考えます。

期限のある手続きは、先生に確かめながら進めます

名義のことは司法書士の先生に、税金のことは税理士の先生に、必要に応じて確かめながら進めます。決めるのは一周忌のあとでも、先送りできないものは先に整えておきます。

士業会では、こんなふうにお手伝いします

士業会は、違う専門の仲間がワンチームになって、一人の相談者の問題を一緒に考える団体です。

まず代表の私、松本がお話を伺います

士業会では、まず代表の私、松本がお話を伺い、必要に応じて先生方に確認します。一周忌に向けて家族に届ける資料づくりも、一緒に考えます。

「まだ決める気持ちになれない」でも大丈夫です

相談は依頼ではありません。決めるためではなく、整えるための相談でもかまいません。

よくある質問

一周忌まで、実家をそのままにしておいてもいいですか?

決めずにおくのはダメではありません。ただ、家の管理と、期限のある手続きは先に確かめておくと安心です。

一周忌までに、最低限しておきたいことは何ですか?

実家の管理の分担を決めること、名義や手続きの期限を先生に確かめることです。そのうえで、実家の値打ちを知っておくと話し合いが進みやすくなります。

売ると決めていないのに、実家の値打ちを調べてもいいですか?

はい。知っておくだけでも、比べる材料になります。調べたからといって、売らなければいけないわけではありません。

一周忌の席で、相続の話をしてもいいのでしょうか?

法要のあとに、時間を分けて話すご家族は多いです。資料を先に届けておき、その日に決めきらなくてもいいと伝えておくと、落ち着いて話せます。

兄弟の意見が、一周忌でもまとまらなかったら?

次に話す日を決めて、少しずつ進めましょう。間に入って整理する人がいると、話しやすくなることもあります。

士業会には、どうやって相談すればいいですか?

お電話か、ホームページの無料相談フォームからお気軽にどうぞ。まず代表の松本がお話を伺います。

まとめ

実家を売るか残すかを、一周忌まで決めずにいるのは、ダメではありません。気持ちの整理には時間が必要です。

ただ、何もしないまま一年がたつと、実家の傷みや手続きの期限、家族の気持ちのずれが積み重なることがあります。だから私なら、決めるのは一周忌のあとでも、それまでの一年で実家の管理と名義、家族の気持ちを少しずつ整え、一周忌を「家族で話し合う日」にします。

「まだ何も考えられない」という方も、まずはお話をお聞かせください。

違う専門の仲間が、ワンチームであなたの問題を一緒に考えます。士業会を、あなたの味方に。

一般社団法人 士業会 代表理事 松本 淳一

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