相続の話し合い、兄弟のLINEだけで進めてはダメなのですか?

相続の話し合い、兄弟のLINEだけで進めてはダメなのですか?

結論:相続の話し合いを、兄弟のLINEで進めることはダメではありません。離れて暮らす兄弟にとって、とても便利な方法です。ただ、短い文字のやりとりは、気持ちや言いたいことが伝わりにくく、すれ違いが生まれやすいものです。私なら、兄弟のLINEは連絡と情報の共有に使い、実家のことを決める大切な場面は顔を合わせるか電話で話し、決めたことを書き出してみんなで確かめます。

【初回相談0円】相続不動産の無料相談で、一緒に整理できること

  • 兄弟のLINEで話がこじれかけたときの、立て直し方
  • 実家のことを決めるために、兄弟でそろえておきたい材料
  • 話し合いの場をどう作るか、だれが何を受け持つかの整理

代表の松本が直接お話を伺います。相談は依頼ではありません。「まだ何も決まっていない」という方も大丈夫です。

こんにちは。一般社団法人 士業会 代表理事の松本 淳一です。「どうしてダメなのですか?」シリーズでは、相続でよくいただく疑問に、私の考えをそのままお話ししています。

今回の疑問は「相続の話し合い、兄弟のLINEだけで進めてはダメなのですか?」です。親が亡くなり、兄弟はそれぞれ離れた場所で暮らしている。集まるのは法事のときくらい。だから、実家をどうするかの相談も、兄弟のLINEのグループで進めている。今はそういうご家族がとても多いです。不動産の仕事に40年近く携わってきた私が、この疑問にどう答えるかをお話しします。

兄弟のLINEで話すのは、ダメではありません

はじめにお伝えしておきます。兄弟のLINEで相続の話をすることは、まちがいではありません。

離れて暮らす兄弟には、心強い道具です

仕事や子育てで忙しい兄弟が、同じ日に集まるのは大変です。好きな時間に読んで返せるLINEは、話を前に進めるための心強い道具です。

記録が残るのも、よいところです

いつ、だれが、何を言ったかが残るのはLINEのよいところです。書類の写真や、不動産会社から聞いた話を、みんなに同じように伝えることもできます。

それでも、LINEだけで決めるのは心配です

私が「LINEだけで決めるのは控えましょう」とお話しするのは、文字だけのやりとりには、すれ違いが生まれやすい面があるからです。

短い文は、強く伝わってしまいます

会って話せばやわらかく伝わることも、短い文字だと冷たく、強く伝わってしまうことがあります。「売ればいい」の一言で、実家を大切に思う兄弟が深く傷つくこともあります。

返事がないことが、不安や誤解を生みます

すぐに返事が来ないと「反対なのかな」「無視されているのかな」と不安になります。忙しいだけかもしれないのに、気持ちのすれ違いが大きくなってしまうことがあります。

決まったのか、決まっていないのかが分かりにくくなります

スタンプ一つで「賛成」と受け取る人もいれば、「読んだだけ」のつもりの人もいます。決まったつもりで話を進めたら、あとで「そんなことは決めていない」となることもあります。

LINEで話すことと、会って話すことを分ける

私が相談を受けたときにおすすめしている、兄弟のLINEの使い分けを表にまとめました。

話すこと 向いている話し方 気をつけたいこと
書類や写真の共有 兄弟のLINE みんなが同じものを見られるようにする
日程や手続きの連絡 兄弟のLINE だれが受け持つかをはっきり書く
実家への思いや気持ち 顔を合わせるか電話 文字だけで伝えない
売る・残すなど大事な決めごと 顔を合わせるか、みんなで電話やオンライン 決めたことを書き出して確かめる
お金の分け方 顔を合わせるか電話 先生に確認しながら進める

LINEは「材料をそろえる場所」にします

兄弟のLINEは、書類の写真や、分かったことを共有する場所にします。みんなが同じ材料を見ていると、会ったときの話がぐっと進みやすくなります。

気持ちの話は、声で伝えます

実家への思い出や、親への気持ちは、文字よりも声の方が伝わります。電話でもかまいません。一言、声で話すだけで、ずいぶん空気が変わることがあります。

話がこじれかけたら、いったん止まります

兄弟のLINEで話がこじれかけたときは、無理に文字で決着をつけようとしないことが大切です。

言い返す前に、少し時間をおきます

強い言葉が来たときほど、すぐに言い返さず、少し時間をおきます。「一度、電話で話そう」と送るだけで、こじれを止められることがあります。

まとめ役を決めても、決めるのはみんなです

連絡のまとめ役がいると話は進みやすくなります。ただ、決めることは兄弟みんなで決めます。まとめ役の考え方は相続の話し合い、長男に任せてはダメなのですか?でもお話ししています。

同じ材料を見ると、話は落ち着きやすくなります

兄弟だけだと、どうしても感情がぶつかることがあります。実家の名義や値段の目安など、みんなが同じ材料を見られるようにすると、落ち着いて話せることもあります。

私なら、こう進めます

では、松本ならどうするか。一つの考え方としてお話しします。

LINEで材料をそろえ、話す日を決めます

まず兄弟のLINEで、実家の書類や分かったことをみんなで共有します。そのうえで、みんなが話せる日を決め、顔を合わせるか電話で話します。

決めたことは、書き出してみんなで確かめます

話し合いで決めたことは、書き出してみんなで確かめます。スタンプではなく、一人ひとりが「これで良い」と返すようにします。口約束のままにしないことの大切さは遺産分割の口約束、書面にしないままではダメなのですか?でもお話ししています。

形にする方法は、先生に確認します

決めたことを書類の形にする方法や、名義の整え方は、司法書士の先生などに確認しながら進めます。

士業会では、こんなふうにお手伝いします

士業会は、違う専門の仲間がワンチームになって、一人の相談者の問題を一緒に考える団体です。

まず代表の私、松本がお話を伺います

士業会では、まず代表の私、松本がお話を伺い、必要に応じて先生方に確認します。実家の売り方や残し方の考え方は私の長年の経験から、名義のことは司法書士の先生、税金のことは税理士の先生に確かめながら、兄弟みんなが同じ材料で話せるように一緒に整理していきます。

ご家族にとっていちばん良い道を考えます

私たちは、売ることも、残すことも前提にしません。ご相談くださった方の思いを大切にしながら、ご家族にとっていちばん良い道を一緒に考えます。「LINEで話がこじれてしまった」という段階でも、気軽にお話しください。

よくある質問

兄弟のLINEで決めたことは、そのままで大丈夫ですか?

大切なことは、決めたことを書き出して一人ひとりが確かめるのが安心です。形にする方法は先生に確認しましょう。

兄弟の一人がLINEに返事をしてくれません。

忙しいだけかもしれません。責めるような文を送る前に、電話や手紙など、別の連絡の仕方も考えてみましょう。

LINEのやりとりは消さずに残しておいたほうがいいですか?

いつ、何を話したかの記録になるので、残しておくと役立ちます。大事なことは別に書き出しておくとさらに安心です。

兄弟みんなが集まれません。どうすればいいですか?

みんなで電話やオンラインで話す方法もあります。顔が見える、声が聞こえる場を一度作るだけでも、話が進みやすくなります。

兄弟の一人だけで相談に行ってもいいですか?

はい。まずはお一人でもかまいません。相談で分かったことを、どう兄弟に伝えるかも一緒に考えます。

遠方に住んでいても相談できますか?

はい。お電話やフォームからのご相談も受け付けています。まずは状況をお聞かせください。

まとめ

相続の話し合いを、兄弟のLINEで進めるのはダメではありません。離れて暮らす兄弟にとって、とても便利な方法です。

ただ、短い文字のやりとりは、気持ちが伝わりにくく、決まったかどうかも分かりにくくなりがちです。だから私なら、兄弟のLINEは連絡と材料をそろえる場所にして、実家のことを決める大切な場面は顔を合わせるか電話で話し、決めたことを書き出してみんなで確かめます。

「LINEで話がこじれて、どう立て直せばいいか分からない」という段階でも大丈夫です。まずはお話をお聞かせください。

違う専門の仲間が、ワンチームであなたの問題を一緒に考えます。士業会を、あなたの味方に。

一般社団法人 士業会 代表理事 松本 淳一

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