相続不動産

相続した実家を「売りたい人」と「残したい人」がいるとき

結論:「売る」「残す」の二択で話すと、どちらかが負けることになり、話がこじれやすくなります。私なら、それぞれに「どんな条件なら、相手の案を受け入れられるか」を書き出してもらいます。二択の言い合いを、条件の話し合いに変えると、間の道が見えてくることが多いからです。

【初回相談0円】相続不動産の無料相談で、一緒に整理できること

  • 売ると残すの「間の道」に何があるか
  • それぞれが相手の案を受け入れられる条件の書き出し方
  • 条件をかなえる方法(お金の調整・土地を分ける・期限を決める)

代表の松本が直接お話を伺います。相談は依頼ではありません。ご家族のうちお一人からのご相談でも大丈夫です。

「兄は売って分けたい。妹は残したい。話し合うたびに、同じところでぶつかる」

相続した実家をめぐって、兄弟の意見が「売る」と「残す」に分かれるのは、よくあることです。

二択のままだと、なぜぶつかるのか

「売る」か「残す」かの二択で話すと、どちらかの意見が通れば、もう一方は負けたと感じます。だから、お互いに譲れなくなってしまいます。

でも、実際には、売ると残すの間に、いくつもの道があります。

売ると残すの「間の道」

  • 残したい人が、実家を受け取る:売りたい人には、お金で調整します
  • 期限を決めて残す:たとえば「3年間は残し、そのあとに売る」と約束します
  • 一部を残して、一部を売る:土地が広い場合、土地を分けて、一部だけを売ることもできます
  • 残して貸し、家賃を分ける:売りたい人も、家賃という形でお金を受け取れます
  • 売るけれど、思いを残す:思い出の品を分けたり、家族でお別れの時間を持ったりしてから売ります

私なら、「条件」を書き出してもらいます

不動産の仕事に40年近く携わってきて、私が話し合いの中でよくお願いするのは、それぞれに「どんな条件なら、相手の案を受け入れられるか」を書いてもらうことです。

売りたい人には

  • どんな条件なら、残すことを受け入れられますか?
  • 例:自分の取り分をお金で受け取れるなら。費用を負担しなくていいなら。3年後に売るなら

残したい人には

  • どんな条件なら、売ることを受け入れられますか?
  • 例:家族でお別れの時間が持てるなら。思い出の品を残せるなら。自分が住める期間があるなら

書き出してみると、お互いの条件が、思ったより近いことがあります。「売りたい」の中身は、実は「自分の取り分がほしい」「管理の負担から解放されたい」だった、ということもよくあります。

条件をかなえる方法を、専門家と探す

条件が見えてきたら、それをかなえる方法を探します。

  • お金で調整するなら、実家の値段をどう考えるか、払うお金を用意できるか
  • 土地を分けて売るなら、分けられる土地か、分けた土地が売れるか
  • 期限を決めて残すなら、その間の費用を誰が負担するか
  • 税金はどうなるか

私なら、チームで間の道を探します

売ると残すの間の道は、実家の値段や土地の分け方は不動産、測量は土地家屋調査士、名義は司法書士、税金は税理士、話し合いと約束の書面は弁護士と、いくつもの分野が重なります。

もし私があなたの立場なら、それぞれの専門家が力を合わせてくれるチームを味方につけて、条件をかなえる方法を一緒に探します。家族ではない第三者がいることで、話し合いが落ち着くこともあります。

士業会では、まず代表の私、松本がお話を伺い、必要に応じて先生方に確認しながら、ご家族にとって一番よい道を一緒に考えます。売ることありきでも、残すことありきでもありません。

よくある質問

Q. 相手が条件を書いてくれません。

A. まず、自分の条件を先に書いて見せてみてください。相手も書きやすくなることがあります。第三者に間に入ってもらう方法もあります。

Q. 期限を決めて残す約束は、守られるでしょうか?

A. 口約束ではなく、書面に残しておくことが大切です。その間の費用の負担や、期限が来たときの進め方まで書いておきましょう。

まとめ

「売りたい人」と「残したい人」がいるときは、二択の言い合いを、条件の話し合いに変えてみてください。売ると残すの間には、いくつもの道があります。

あなたの側に立つチームと一緒に、条件をかなえる方法を探しましょう。

違う専門の仲間が、ワンチームであなたの問題を一緒に考えます。士業会を、あなたの味方に。

一般社団法人 士業会 代表理事 松本 淳一

→ 話し合いの進め方は「兄弟で相続不動産の話し合いが進まない原因は?」のコラムもあわせてご覧ください。

コメント

この記事へのコメントはありません。

関連記事

TOP