空き家の冬支度、遠くの実家だからと後回しにしてはダメなのですか?

空き家の冬支度、遠くの実家だからと後回しにしてはダメなのですか?

結論:遠くの実家だからと、空き家の冬支度が後回しになってしまうのは、ダメではありません。何度も通えないのは当たり前です。ただ、だれも住んでいない家は、冬のあいだに水まわりや屋根、雪や落ち葉で傷みが出やすくなります。私なら、寒くなる前に一度だけでも実家を見に行き、空き家の冬支度で確かめることを家族で分けて、冬のあいだの見回りの段取りを決めておきます。

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  • 空き家の冬支度で、確かめておきたいこと
  • 冬のあいだの見回りを、だれがどうするか
  • 実家をこの先どうするかの、考え方

代表の松本が直接お話を伺います。相談は依頼ではありません。「遠くて、なかなか実家に行けない」という方も大丈夫です。

こんにちは。一般社団法人 士業会 代表理事の松本 淳一です。「どうしてダメなのですか?」シリーズでは、相続でよくいただく疑問に、私の考えをそのままお話ししています。

今回の疑問は「空き家の冬支度、遠くの実家だからと後回しにしてはダメなのですか?」です。親が亡くなって、実家は空き家になった。自分は遠くに住んでいて、行けるのは年に数回。気づけば季節は秋の終わり。寒くなる前に何かしたほうがいいとは思うけれど、何をすればいいのか分からない。空き家の冬支度は、遠くに住む方ほど後回しになりがちです。不動産の仕事に40年近く携わってきた私が、この疑問にどう答えるかをお話しします。

空き家の冬支度が後回しになるのは、ダメではありません

はじめにお伝えしておきます。遠くの実家のことを全部こなせないのは、だれでも同じです。

遠くの実家に通うのは、それだけで大変です

移動の時間も、交通費もかかります。仕事や家のこともあります。何度も通えないのは当たり前で、自分を責める必要はありません。

できることを、できる範囲でやれば十分です

空き家の冬支度は、全部を完璧にしなくてもかまいません。大切なのは、冬に傷みやすいところを知り、できることから手を打っておくことです。

それでも、冬の前に一度は実家を見ておきたい理由

私が「寒くなる前に一度だけでも」とお話しするのは、だれも住んでいない家は、冬に傷みが出やすいからです。

水まわりは、冬に傷みやすいところです

人が住んでいる家は、毎日水を使い、部屋も暖まります。だれも住んでいない家では、寒い地域ほど水道管や水まわりに傷みが出ることがあります。水道をどうしておくかは、地域や家のつくりで違うので、水道の窓口や家を見てくれる人に確かめておくと安心です。

屋根や雨どい、庭の落ち葉も見ておきたいところです

秋の落ち葉が雨どいにたまる、雪の重みで屋根や物置が傷む。気づかないまま冬を越すと、春に見に行ったときに思わぬ傷みが見つかることがあります。庭木の考え方は空き家の庭木、伸びたままにしておいてはダメなのですか?でもお話ししています。

傷みが出ると、売るときにも残すときにも響きます

家の傷みは、直すための費用だけでなく、売るときの値打ちや、残して使うときの手間にもつながります。冬の前のひと手間が、実家を守ることになります。

空き家の冬支度で、確かめておきたいこと

私が相談を受けたときに、ご家族と一緒に確かめることを表にまとめました。冬の前に実家へ行くときの手がかりにしてください。

確かめたいところ 見ておきたいこと だれに確かめるか
水まわり 水道をどうしておくか、水もれがないか 水道の窓口・家を見てくれる人
屋根・雨どい 落ち葉のつまりや、傷みがないか 家を見てくれる人
庭・物置 落ち葉や雪で、ご近所に迷惑がかからないか 家族・ご近所
戸締まり・郵便受け 空き家と分かりにくくなっているか 家族
火災保険 だれも住まない家として契約が合っているか 保険会社
冬のあいだの連絡先 何かあったときに、だれに連絡が来るか 家族・ご近所

ご近所に、連絡先を伝えておきます

冬のあいだに何かあったとき、最初に気づくのはご近所の方です。「何かあったらこちらに」と連絡先を伝えておくと、遠くにいても安心が増えます。

保険の中身も、冬の前に確かめます

雪や風で家が傷んだとき、保険が使えるかどうかは契約の中身によります。だれも住まない家になったことを保険会社に伝えているかも、あわせて確かめておきます。考え方は空き家の火災保険、親の契約のままにしておいてはダメなのですか?でまとめています。

冬のあいだの見回りを、家族で分けておく

冬支度をしたら、冬のあいだの見回りも決めておきます。一人に任せきりにしないことが大切です。

だれが、いつ見に行くかを決めます

「年末に帰省するときに長女が見る」「雪のあとは近くの親戚にお願いする」。だれが、いつ見に行くかを家族で分けておきます。見回りの費用も、だれがどう負担するか話しておきます。

見に行けないときの頼み先も、考えておきます

家族が見に行けないときは、空き家の見回りを頼めるところもあります。頼むかどうかは費用と安心を比べて、家族で決めます。

私なら、こう進めます

では、松本ならどうするか。一つの考え方としてお話しします。

まず、寒くなる前に一度、実家を一緒に見ます

私なら、寒くなる前に一度、実家を見に行くことをおすすめします。水まわり、屋根、庭、戸締まり。冬に傷みやすいところを一つずつ確かめ、書き出しておきます。

冬支度と一緒に、実家のこの先を考えます

毎年の冬支度を続けるのか、売る・貸すを考えるのか。空き家の冬支度は、実家のこの先を考えるきっかけにもなります。家の値打ちや売れる見込みは、私の長年の経験からお伝えします。急いで決める必要はありません。

名義や税金のことは、先生に確かめながら進めます

売る・貸すを考えるなら、名義を整えることや税金のことも出てきます。名義のことは司法書士の先生に、税金のことは税理士の先生に確かめながら、順番に進めます。

士業会では、こんなふうにお手伝いします

士業会は、違う専門の仲間がワンチームになって、一人の相談者の問題を一緒に考える団体です。

まず代表の私、松本がお話を伺います

士業会では、まず代表の私、松本がお話を伺い、必要に応じて先生方に確認します。空き家の冬支度、見回りの段取り、実家のこの先。一緒に整理していきます。

遠くに住んでいる方も、気軽にどうぞ

実家から遠くに住んでいる方こそ、一人で抱えずにお話しください。お電話やフォームからのご相談も受け付けています。

よくある質問

空き家の冬支度は、いつごろ始めればいいですか?

本格的に寒くなる前に、一度実家を見に行けると安心です。地域によって冬の厳しさが違うので、早めに予定を立てましょう。

空き家の水道は、冬のあいだ止めたほうがいいですか?

地域や家のつくりで考え方が違います。水道の窓口や家を見てくれる人に確かめてから決めましょう。

遠くて、冬の前に実家へ行けません。

ご近所や親戚に見てもらう、見回りを頼めるところを探すなど、できる形を家族で考えましょう。連絡先を伝えておくだけでも安心が増えます。

雪で実家が傷んだら、保険は使えますか?

契約の中身によります。だれも住まない家になったことを保険会社に伝えているかも含めて、冬の前に確かめておきましょう。

冬支度の費用は、兄弟でどう分けますか?

決まった答えはありません。だれがいったん払い、あとでどう分けるかを、冬の前に話し合っておくと安心です。

冬支度をきっかけに、実家を売るか考えたいです。

はい、よいきっかけです。相談は依頼ではありません。売る・残す・貸すを並べて、一緒に考えましょう。

まとめ

遠くの実家だからと、空き家の冬支度が後回しになるのは、ダメではありません。何度も通えないのは当たり前です。

ただ、だれも住んでいない家は、冬に水まわりや屋根、庭から傷みが出やすくなります。だから私なら、寒くなる前に一度実家を見て、冬支度で確かめることと冬のあいだの見回りを家族で分け、実家のこの先も一緒に考えます。

「遠くて、なかなか実家に行けない」という方も、まずはお話をお聞かせください。

違う専門の仲間が、ワンチームであなたの問題を一緒に考えます。士業会を、あなたの味方に。

一般社団法人 士業会 代表理事 松本 淳一

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