結論:将来、実家に誰が住むかは、親が元気なうちに話しておくと、相続のときの思い違いを減らせます。私なら「同居している子が住み続ける」「離れている子が戻る」「誰も住まない」のどれに近いかを、親子で確かめます。その答えによって、家の管理やほかのきょうだいへの配慮、税金について確認すべきことが変わります。
【初回相談0円】相続不動産の無料相談で、一緒に整理できること
- 住み続ける・戻る・誰も住まない、どれに近いか
- 住まないきょうだいへの配慮と、ほかの財産も含めた考え方
- 予定が変わったときの実家の扱い
代表の松本が直接お話を伺います。相談は依頼ではありません。家族で話す前でも大丈夫です。
「いずれ長男が住むと思っていた」
「誰も住まないなら売ると思っていた」
実家について話していない家族ほど、それぞれが違う将来を想像していることがあります。今すぐ誰が相続するか決める前に、まずは誰が住みたいのか、親はどうしてほしいのかを聞きましょう。
1.同居している子が住み続ける
親と一緒に暮らす子が、そのまま実家に住み続ける形です。本人に住み続ける意思があるか、仕事や家族の生活と両立できるか、修繕費や維持費を負担できるかを確かめます。
実家を一人が引き継ぐ場合、住まないきょうだいがどう受け止めるかも大切です。親の希望を共有し、ほかの財産も含めて家族全体で考えます。
相続税では、土地の評価に関する特例を検討できる場合があります。ただし、同居の状況や取得する人、その後の保有・居住など、個別の条件を確認する必要があります。適用できると決めつけず、税理士に確認してから準備を進めます。
2.離れて暮らす子が、将来戻ってくる
「退職したら実家へ戻りたい」と考える子がいる場合です。戻る時期はいつ頃か、それまで誰が家を使い、管理し、費用を払うかを話しておきましょう。
将来の予定は変わることがあります。戻るつもりだった子が戻らなくなった場合、空き家になったらどうするかも決めておくと、家族が動きやすくなります。
住む予定の子だけで話を進めず、ほかのきょうだいの考えも聞いておきたいところです。
3.誰も実家に住まない
子どもたちがそれぞれ別の場所で暮らし、実家に戻る予定がない形です。親が住み続ける間は、親の暮らしや希望が最優先です。そのうえで、将来空き家になった場合の管理、家財、売却などを少しずつ話しておきます。
親自身が住み替えを望むなら、住み替え後の実家の扱いも考えます。親が住んでいた家の売却や、相続後の売却で使える可能性のある税制は、それぞれ条件が異なります。売る時期を税制だけで先に決めず、親の暮らしと合わせて税理士に確認します。
私なら、3つの答えと親の気持ちを確かめます
不動産の仕事に40年近く携わる中で、実家の話が難しくなる原因の一つは、家族が互いの気持ちを確かめないまま「こうなるはず」と思っていることだと感じます。
私なら、次の順番で聞きます。
- 親は、これからこの家でどう暮らしたいか。
- 子どもの中に、将来住みたい人はいるか。
- 住まないきょうだいは、実家の引き継ぎをどう考えているか。
- 予定が変わったら、家をどうするか。
一度で結論を出さなくても構いません。誰が何を考えているか分かるだけでも、次の話し合いにつながります。
松本が、住まいと引き継ぎの両方を見ます
住み続ける、戻る、誰も住まない。それぞれで、家の修理や管理、住み替え、売却の考え方が変わります。私、松本がエルライフの不動産実務をもとにまず相談を受け、遺言や名義、税金の確認が必要なら士業会の仲間と一緒に整理します。
家族の思いを聞いたうえで、実家とご家族に合う準備を考えましょう。
よくある質問
Q.同居している兄が実家を継ぐことに、ほかのきょうだいが反対しそうです。
A.「誰が継ぐか」という結論から始めず、親がどう暮らしたいか、兄が住み続けたい理由、ほかのきょうだいの心配をそれぞれ聞く場をつくりましょう。財産全体の整理が必要なら、専門家も交えて考えます。
Q.親が住み替えを望んでいません。
A.無理に住み替えを勧める必要はありません。住み続けるために必要な修理や、将来管理が難しくなった場合にどうするかを話すところから始められます。
まとめ
将来、実家に誰が住むかは、親と子がそれぞれの考えを確かめておきたい話です。同居する子が住み続ける、離れている子が戻る、誰も住まない。 どれに近いかを話し、予定が変わった場合も含めて準備を考えましょう。
違う専門の仲間が、ワンチームであなたの問題を一緒に考えます。士業会を、あなたの味方に。
一般社団法人 士業会 代表理事 松本 淳一
関連記事:「親が元気なうちに実家のことを話すには?切り出し方と確認事項」
コメント