相続不動産

親の不動産を子どもが把握していないとき、一緒に確認したい資料

結論:親がどんな不動産を持っているか、子どもが知らないことは珍しくありません。親が元気なうちなら、一緒に資料を見ながら確かめられます。私なら親子で「不動産の一覧表」をつくり、それぞれの不動産について親の希望も書き添えてもらいます。

【初回相談0円】相続不動産の無料相談で、一緒に整理できること

  • 親が持っている不動産を探す資料と、取り寄せ方
  • 見落としやすい土地(遠方・共有・私道・祖父母名義)の確かめ方
  • 親子でつくる「不動産の一覧表」の書き方

代表の松本が直接お話を伺います。相談は依頼ではありません。資料がそろっていなくても大丈夫です。

「実家のほかにも土地があるらしい。でも、どこにあるのか分からない」

親が亡くなったあとに知らなかった土地が見つかると、場所や名義を調べるところから始めなくてはなりません。親に聞けるうちに、分かる範囲から整理しておきましょう。

まず、持っている不動産を探す資料

固定資産税の納税通知書・課税明細書

毎年届く書類です。その市町村で課税されている土地や建物を確認する手がかりになります。ただし、これだけで所有する不動産のすべてが分かるとは限りません。

名寄帳

市町村が固定資産税のために管理する、その市町村内の土地・建物の情報を確認できます。非課税の土地などが載っている場合もあります。取得方法や記載内容は市町村へ確かめましょう。

所有不動産記録証明書

2026年2月2日から始まった制度で、本人などが法務局に請求し、登記記録上、指定した人を所有者として検索した不動産の一覧を取得できます。ただし、未登記の建物や、名義変更されず祖父母の名義のまま残る土地まで、親名義の検索で必ず見つかるわけではありません。親の記憶や手元の資料とも照らし合わせます。(参考:法務省ホームページ)

一つひとつの不動産を確かめる資料

不動産が見つかったら、次は中身を確認します。

  • 登記事項証明書など: 名義、共有者、抵当権などの登記を確認する
  • 権利証や登記識別情報通知: 保管場所を確認する
  • 購入時の売買契約書や建築時の書類: 取得の経緯や建物の情報を確認する
  • 測量図や境界確認の書類: 土地の範囲について、これまで何を確認したか調べる
  • 借入れや賃貸借の契約書: ローン、貸している相手、契約内容を確かめる

書類が見当たらなくても、そこで止まる必要はありません。「あるかどうか分からない」「どこに置いたか分からない」と一覧表に書いておけば、次に調べることが明確になります。

見落としやすい土地も聞いておく

不動産の仕事に40年近く携わってきた私が、親御さんに確認してほしいと思うのは、実家以外の土地です。

昔買った遠方の土地、親のきょうだいと共有する土地、家の前の私道の持ち分、祖父母の名義のまま使っている土地。子どもには知らされていなくても、親は事情を覚えていることがあります。「ほかに土地はない?」と一度で聞くより、場所や親族との関係をたどりながら話してみてください。

親子で「不動産の一覧表」をつくる

私なら、資料を並べて一枚の一覧表をつくります。書く項目は次のとおりです。

項目書いておくこと
場所と種類所在地、土地・建物の別
名義親の単独名義か、共有か、別の人の名義か
現在の使い方自宅、賃貸、空き家、使っていない土地など
お金と契約借入れ、担保、貸している場合の契約
資料契約書や登記関係書類の保管場所
親の希望将来、誰にどう使ってほしいか

最後の「親の希望」が大切です。資料からは、親が土地を残したいのか、手放したいのかは分かりません。親の言葉で書き添えてもらいましょう。希望は後から変わることもあるので、書いた日付も残します。

親が了承した範囲で、きょうだいにも一覧表の存在を伝えておくとよいでしょう。財産の詳細を誰に共有するかは、親の気持ちを尊重して決めます。

松本が窓口となり、一緒に整理します

名義や登記は司法書士、税金は税理士、境界は土地家屋調査士、家や土地の価値と使い方は不動産と、確認する内容によって必要な専門が変わります。

エルライフで不動産に携わってきた私、松本がまずお話を伺います。資料がそろっていなくても大丈夫です。分かっていることを一覧にし、士業会の仲間と、次に調べることを一緒に整理します。

よくある質問

Q.親が財産の資料を見せたがりません。

A.無理に見せてもらおうとせず、まずは「大切な書類をどこに置いているか」だけ聞く方法もあります。今すぐ財産の分け方を決めるためではなく、困ったときに探せるようにしたい、と伝えてみてください。

Q.遠方に使っていない土地が見つかりました。

A.場所、名義、管理状況を確認し、親が今後どうしたいか聞きましょう。売却などを検討する場合は、土地の状態や費用を調べてから方法を比べます。

まとめ

親の不動産を把握していないなら、親が元気なうちに資料を見ながら一緒に確かめましょう。不動産の一覧表に、所在地や名義だけでなく親の希望も残す。 そこから、今できる準備が見えてきます。

違う専門の仲間が、ワンチームであなたの問題を一緒に考えます。士業会を、あなたの味方に。

一般社団法人 士業会 代表理事 松本 淳一

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