NPO法人や一般社団法人は非営利目的で設立されることが多いですが、必ずしも営利活動を行ってはならないわけではありません。
実際には、営利活動を行う場合でもこれらの法人形態は信頼性があり、人々を集める際に有用であることがあります。
ただし、NPO法人の設立には行政からの認可が必要で、設立には時間がかかります。
また、設立後も事業報告書の提出や変更の場合の再認証などが必要とされ、手続きに時間と手間がかかります。
一方、一般社団法人は比較的設立が容易でNPO法人ほど厳格な要件がないため、安易に設立できるといった利点があります。
また、報告義務もNPO法人ほど厳格ではありません。
このような理由から、近年はNPO法人よりも一般社団法人を選ぶケースが増えています。
それぞれメリットとデメリットがあるため、どちらの法人形態を選ぶかは、組織の具体的な目的や要件に合わせて検討する必要があります。