相続した家や土地を売りたいと思ったら、まず査定を頼む。その進め方もあります。
でも私なら、売り出す前に「今、売ってよい状態か」を確かめます。名義はどうなっているか。家族の話はまとまっているか。税金や土地の境界に、確認が必要なことはないか。値段を決める前に見ておきたいことがあるからです。
【初回相談0円】相続不動産の無料相談で、一緒に整理できること
- 今、売り出してよい状態か(名義・家族の話・境界)
- 売ったあと手元に残るお金と、税金の確かめ方
- すぐ売る・時期を待つ・残すも含めた進め方
代表の松本が直接お話を伺います。相談は依頼ではありません。売ると決めていなくても大丈夫です。
不動産の仕事に40年近く携わってきて、売却で話が止まるのは、値段だけが理由ではないと感じています。
売り出す前に確かめたい、4つのこと
1.名義はどうなっているか
亡くなった方の名義のままなら、相続人への名義変更(相続登記)が必要です。査定を頼むことはできますが、売却を進めるには、誰が不動産を引き継ぐのかを確認し、登記を整えなければなりません。手続きについては司法書士に確認します。
2.家族の話はまとまっているか
相続人が複数いる場合、誰が引き継ぎ、売却代金をどう分けるかが決まっていないことがあります。また、すでに共有名義なら、売却に共有者の同意が必要です。
「売ったほうがいい」と思っていても、実家への思いは一人ひとり違います。急いで結論を出す前に、何がまだ決まっていないのかを整理します。
3.売ったあとの税金はどうなるか
相続した不動産の売却には、条件を満たすと使える税金の特例があります。ただし、特例ごとに対象となる不動産や期限などの条件は異なります。「相続から3年以内なら使える」と一つにまとめて判断することはできません。
売る時期や方法を決める前に、その不動産に関係する特例があるかを税理士に確認します。
4.土地の境界ははっきりしているか
隣の土地との境界が分からない場合でも、必ず売れないわけではありません。ただ、買う方が不安に感じたり、確認に時間がかかったりすることがあります。必要に応じて、土地家屋調査士に資料や現地の状況を確かめてもらいます。
高い査定額が、そのまま売れる値段とは限りません
「できるだけ高く売りたい」。そのお気持ちは当然だと思います。
ただ、査定額は、その金額で売れるという約束ではありません。金額だけを比べるより、「なぜその査定額なのか」「売るまでに何を整える必要があるのか」を説明してもらうことが大切です。
売却価格だけでなく、片付けや測量にかかる費用、税金も含めて考えると、選び方が変わることもあります。
私なら、確かめてから「いつ、どう売るか」を決めます
もし私が相続した家を売る立場なら、まず名義、家族の話、税金、境界の状況を確かめます。それから、いつ、どのように売るかを考えます。
その結果、すぐ売るのがよいこともあれば、先に家族で話す時間を取るほうがよいこともあります。「今は売らない」という選択もあります。
これらを一人で判断するのは大変です。だから、必要なことを必要な専門家に確認できる関係を、味方につけてほしいと思います。
士業会は、売ることを先に決めません
士業会では、まず代表の私、松本がお話を伺います。なぜ売りたいのか。売ったあと、どう暮らしたいのか。ご家族について気になっていることも聞かせてください。
そのうえで、登記、税金、境界、法律など、専門的な確認が必要になれば、内容に応じて司法書士、税理士、土地家屋調査士、弁護士などの先生に確認します。先生方が最初から全員そろって相談を聞くわけではありません。
仕事や売上を優先して売却へ進めるのではなく、この方にとって何が一番よいかを考える。その順番を、士業会は大切にしています。
私たち以上に、あなたの力になってくれる人たちが見つかったなら、そちらに相談してください。大切なのは、納得して進められることです。
よくある質問
Q.名義を変える前に、査定を頼んでもいいですか?
はい。査定だけなら、相続登記の前でも頼めることが多いです。ただ、売却を進めるには登記を整える必要があるため、並行して準備しておきましょう。
Q.家の中に荷物が残っています。片付けてから相談すべきですか?
そのまま相談して大丈夫です。片付けて売る方法も、荷物が残った状態を踏まえて売る方法もあります。なお、亡くなった方に借金があり、相続放棄を考える可能性があるなら、財産を処分する前に専門家へ確認してください。
Q.境界がはっきりしない土地は売れませんか?
必ずしも売れないわけではありません。まず資料と現地の状況を確かめ、測量などが必要かどうかを判断します。
まとめ
相続した不動産を売りたいときは、査定額だけで決めず、名義・家族の話・税金・境界を先に確かめてください。
士業会では、まず松本がお話を伺い、必要に応じて各分野の先生に確認します。売ることを決める前から、今の状況を一緒に整理しましょう。
士業会を、あなたの味方に。
一般社団法人 士業会 代表理事 松本 淳一
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